愛犬が現金4000ドル(約58万円)を食べて、飲み込んでしまった。便を回収して、バラバラになった紙幣を洗って、シリアルナンバーをパズルのように組み合わせ、銀行に持って行ったところ、3550ドルの新札と交換してもらえ、事なきを得たという。米メディア「ピッツバーグ・シティー・ペーパー」が先日、報じた。
米ペンシルベニア州ピッツバーグ在住のクレイトンとキャリー・ロウ夫婦はゴールデンドゥードル種のセシル(7)を飼っていた。普段はいい子だという。
しかし、共同名義の銀行口座から4000ドルを引き出し、キッチンカウンターに置いて、一瞬、目を離したすきに、セシルが4000ドルをかみ砕き、飲み込んでしまった。
キャリーさんは「突然クレイトンが私に叫んだ、『セシルが4000ドルも食べてる!!!!』。心臓発作を起こしそうになった」と振り返る。
2人は床に落ちた破片を集め、つなぎ合わせたが、何一つつながらなかった。数日間、セシルの便を回収し、紙幣の破片をふるいにかけ、つなぎ合わせる作業を続けた。
クレイトンさんは「破片が見つかるたびに、『はい、もらったー!』と喜びました。でも、とても臭かった」と語る。
シリアル番号が十分に残った紙幣をつなぎ合わせることができれば、銀行はそれを引き取り、新札と交換してくれる。「戻らなかったのは450ドルだけ」とキャリーさん。
セシルが紙幣を飲み込んだ直後、獣医師に相談したところ、「大きい犬だから大丈夫だと思います。紙は便と一緒に出ますから、自宅で経過を観察してください」と言われたので、便回収作戦を実行したという。
キャリーさんは一連のハプニングをインスタグラムに投稿した。